🌙 ダーク
第3回 データで読むホンネ

早漏を気にしているのは、
男だけだった。

男性49人に「自分を早漏だと思うか」と聞いた。80%が「思う」と答えた。では女性は何分を求めているのか——3つの質問が、同じ結論を指し示している。

01

男性の80%が「自分は早漏だ」と思っている。

「自分を早漏だと思いますか?」——この質問に男性49人が答えた。「思う」が39人、80%だ。「思わない」はわずか20%の10人。

Q315.自分を早漏だと思いますか?
49人回答(男性のみ)
最新の回答状況を見る →

10人中8人が自分を早漏だと感じている。この数字が示すのは、「早漏である」という事実よりも、「早漏を気にしている男性が非常に多い」という心理的な現実だ。

早漏に関する一般的な調査では、「性交時間が短いことに悩む男性」は相当数いるとされている。ただし、「どれくらいの時間であれば早漏か」という定義は人によって大きく異なる。医学的には挿入から射精まで1〜2分以内が繰り返されるケースを早漏と定義することが多いが、それよりずっと長い時間でも「早漏だ」と感じている男性は少なくない。つまりこの80%という数字の多くは、医学的な早漏ではなく「自分の時間では相手に申し訳ない」という思い込みを反映している可能性がある。

では、その「申し訳なさ」は実態に即しているのか。次の章のデータを見てほしい。

02

女性の65%は、15分以内が理想だと答えた。

「挿入から射精までどれだけが理想ですか?」——女性35人が答えた。「10分以下」が34%、「15分以下」が31%で、合わせると65%が15分以内を理想としている。「30分以下」「もっと長く」はそれぞれ11%にとどまった。

Q230.挿入から射精までどれだけが理想?
35人回答(女性のみ)
最新の回答状況を見る →

「もっと長く」を理想とした女性は11%——4人に1人にも満たない。長ければ長いほど良いというわけではなく、多くの女性には「適切な時間感覚」がある。男性が「もっと持続しなければ」と感じるプレッシャーは、女性の求めるものとはズレている可能性がここに見える。

このデータで注目したいのは分布の形だ。「3分以下」3%・「5分以下」9%・「10分以下」34%・「15分以下」31%——グラフは10〜15分のゾーンに集中した山を作っている。「短すぎるのは困る、でも長すぎるのも困る」という感覚が、数字として現れている。

「実際の持続時間」を別の質問(Q229・男性30人回答)で聞くと、「3分以内」が30%、「10分以内」がさらに30%だった。男性の60%が10分以内で終わっている一方、女性の65%は15分以内を理想としている——両者の分布は意外なほど近い位置にある。男性が「短すぎる」と感じている自分の時間は、女性の理想からそれほど外れていないのかもしれない。

「もっと長く続けなければ」という思い込みが、男性を必要以上に追い詰めているのかもしれない。女性の過半数は、15分以内を望んでいる。

03

「3分の早漏」か「1時間の遅漏」か。
女性の73%が早漏を選んだ。

極端な二択を女性に迫った質問がある。「挿入から3分以内の早漏」か「挿入から最低1時間の遅漏」か——どちらかしか選べないとしたら、どちらがいいか。40人の女性が答えた。

Q218.3分の早漏と1時間の遅漏。どちらか選ぶなら?
40人回答(女性のみ)
最新の回答状況を見る →

29対11——早漏が圧勝した。3分で終わることより、1時間終わらないことの方がずっと困る。この結果が示すのは、「長く続けること」が必ずしも女性の喜びにつながらないという事実だ。

これは極端な二択ではあるが、だからこそ「女性にとって何が負担か」がはっきり出る設問でもある。長時間の性行為には体力的・精神的な疲弊が伴い、またパートナーが「なかなか終わらない」状況は相手への気遣いや焦りを生むことがある。早漏への不満より、遅漏への疲弊の方が切実だという感覚が、この73%に表れているのだろう。

同じ趣旨の別質問(Q211・女性16人回答)でも、「早漏の方が良い」9人・「遅漏の方が良い」7人と、早漏支持が上回った。サンプル数は少ないが、Q218の結果と方向は一致している。二択の条件を変えても、女性が早漏より遅漏を嫌がる傾向は変わらない。

長いほど喜ばれるという思い込みは、少なくともこのデータには存在しない。多くの女性は1時間より3分を選択した。

04

なぜ男性は、実態より長く続けようとするのか。

ここまでのデータを整理すると——男性の80%は自分を早漏だと感じ、女性の65%は15分以内を理想としている。男性の実際の時間と女性の理想はそれほど離れていないにもかかわらず、男性は自分を「不十分だ」と感じている。このズレはどこから来るのか。

一つの仮説は、AVやポルノコンテンツの影響だ。映像作品の性行為は現実の平均よりはるかに長い時間が描かれる傾向があり、それが男性の「標準」の基準を歪めている可能性がある。「本来はもっと長く続けられるはずだ」という誤った前提が、現実の自分を早漏と判断させる。

3つの質問が、同じことを言っていた。

男性の80%が自分を早漏だと思っている。女性の65%は15分以内を理想としている。早漏と遅漏の二択で、女性の73%が早漏を選んだ。

3つの質問は別々のユーザーが別々のタイミングで投稿したものだ。にもかかわらず、指し示す方向は一致している——「長く続けること」への執着は、主に男性側が抱えている問題であって、女性が強く求めているわけではない。

なおこのサイトの回答者は性的な話題への関心が平均より高い層に偏っている可能性がある。そのバイアスを差し引いた上でも、3つの設問がすべて同じ方向を向いているという事実は、無視しにくいと思う。

早漏を気にしているのは、男だけだった。少なくとも、このサイトに集まった人たちのデータは、そう言っている。

あなたのホンネも、答えてみませんか →

本記事はホンネ調査の実回答データを集計・分析したものです。グラフの数値は記事執筆時点のものです。回答はすべて匿名・自己申告によるものであり、サンプル数が少ない設問については傾向の参考としてご覧ください。最新の回答状況は各グラフのリンクからご確認いただけます。